結婚前の相談が重要

同居生活を始めてから共働きをする家庭は多いが、結婚後の働き方については結婚前に十分に話し合いをしておくことが大切である。結婚を決めた時点で現実的になって仕事との付き合い方について計画を立てるようにすると良いだろう。

当面は共働きをするのであれば住む場所から考えなければならない。通勤時間を考えてどちらのアクセスを優先するかも吟味する必要がある。
また、生活を始めてからの家事の分担も共働きをするからには決めるに越したことはない。夫婦のみで生活しているときはこの程度の了解があれば円満な生活をすることができるが、子供が生まれることになるとまた問題が起こりやすい。そのときの育児の対応についても結婚前に決めておくと良い。

その後も二人とも働くのかどちらかが働き方を変えるか退職して育児に専念するのかも了解を取っておくことが肝心である。互いに一度は話をしておかないと思い込みで妻が仕事を辞める、あるいは当然夫婦で協力して育児をすると考えている場合も稀ではない。結婚してからその話をするとトラブルになりやすいが、結婚前であれば互いに時間を取って話しやすく、多少の意見の衝突があっても落ち着いて考えられる余裕がある。育児が終わるまでを見越して十分に相談をした上で結婚すると円満な関係をずっと続けやすくなる。

特に女性側がどのように働いていきたいかを切り出すことが重要であり、男性がどう考えているかを聞き出す必要がある。