家庭内のトラブルは仕事が原因の可能性も

それまで一人暮らしをしていたカップルが結婚して夫婦で同居生活をするようになると家庭内でトラブルがしばしば発生する。一人暮らしだからあまり気にかけていなかったことも、相手にとっては不満になることが多いからである。家事の仕方や生活リズムだけでなく、家庭内での習慣なども問題になりやすい。それを一つ一つ相談して解決していくことでトラブル対策は可能だが、根本的な問題が仕事にある可能性は一度は疑った方が良い。

一人暮らしをしているときには仕事を中心として生活している人は多い。その延長線上で夫婦生活をしていると仕事一辺倒になってしまい、家庭生活が崩壊する方向に進んでしまうリスクがある。
結婚後に家庭内のトラブルが見え始めてきたときには互いの働き方について一度入念に相談すると良い。家庭生活のあり方についてよく議論してみると、ワークライフバランスの考え方の共通理解が得られる。
結婚後も互いに仕事に重きを置いていこうというのであれば、それに合わせて家庭でどのように付き合っていくかを決めることになる。結婚したのだから家庭生活を楽しもうという結論に達したら、いつまでに帰宅するか、休日は何をするかといったことまで話し合うことができるだろう。

仕事をする以上は家事の分担についても考えなければならないことが多い。働き方によって家庭に割ける時間が異なるため、互いに納得できる生活を営めるように合意するまで十分に相談をするのが賢明である。